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放牧地返却と署名活動について
2025-06-08
放牧地返却と署名活動について

現在、多くの方からホーストラストで管理している放牧地の返却と署名活動についてのお問い合わせやご心配の声を頂いております。様々の憶測もあるようですので、ここに至るまでの経緯や事実関係などを少しご説明いたします。

返却の対象となっている土地は、私達がJ放牧地と呼んでいる放牧地で、2010年よりホーストラストで借り受け放牧地として整備を行い、現在は20頭の馬たちが生活する放牧地です。この度、その土地がメガソーラーの開発のために返却を求められることとなりました。ホーストラストとしましても、馬たちの生活を守るために継続して借り受けられるよう交渉してまいりましたが、借地であるという関係上、返却をせざるを得ない状況となっております。

それに伴い、J放牧地で管理している馬達は期限までに別の放牧地へ移動しなくてはならなくなり、その旨をJ放牧地で管理している馬の馬主様方へご報告いたしました。馬主様のひと方でもある引退馬協会様が、馬達の生活や未来、自然環境などについて憂慮され、今回の署名活動への運びとなりました。

私達としましては、同じ湧水町に住む者として土地所有者の方を非難する意図はなく、今後も継続して土地を使用できる道はないかを模索しております。しかしながら、馬主様、引退馬協会様をはじめとして、こうして多くの皆様に関心を持っていただき、ご署名を頂いているという事実は、私達にとっても大いに勇気づけられることであり、感謝の念に堪えません。

この署名活動の結果がこの度の問題にどう影響するのかは分かりませんが、この活動はホーストラストの問題だけにとどまらず、今後の馬達を管理できる広い土地の在り方や保護、自然環境保護の面においても後押しとなるのではないかと思います。

何にしましても、まずはJ放牧地で暮らす馬達が不自由なく、支障なく暮らしていけるよう、代替の土地の整備などに注力してまいります。馬主の皆様、応援してくださる皆様には大変なご心配をおかけしてしまいましたこと、お詫び申し上げます。


令和7年6月8日
特定非営利活動法人ホース・トラスト
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