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ライフスタイル

馬の生活環境

昼夜放牧・共同放牧を原則とし、放牧地の面積に見合った頭数(1頭当たり0.7~1ha)が群れで生活をします。放牧地内には草地、広葉樹林、針葉樹林、水場、砂場があり、馬は草地で走ったり、木陰に入って休んだり、砂浴びをしたり、自由に行き来することができます。

24時間自由に、そして群れを形成して過ごすという生活は、馬が自然界で暮らす生活様式と同じものです。馬の本能や習性に則した生活をすることで、精神的なストレスを軽減し、穏やかで落ち着いた馬本来の姿を見せてくれます。

ホーストラストでは、昼夜放牧・共同放牧を原則としていますが、病気やケガ、環境への順応状態によって、次の4段階に飼養環境を分け、馬の管理を行っています。

管理方法

一日の流れ

毎朝放牧地の見回りを行い、全頭の様子を確認します。
その後各放牧地ごとに馬を集め、一頭ずつ繋ぎ場につなぎ、朝の飼いつけを行います。その際に、※健康チェックを行います。
飼いつけ終了後、馬を放牧します。放牧地ごとに一つの群れとなり、のんびり草を食んだり昼寝をしたり、仲の良い馬と一緒に自由に過ごします。
夕方、再度各放牧地を回り、飼いつけを行います。その際にも全頭の様子を確認し、問題がなければ翌朝まで放牧します。夜間も群れの仲間とともに行動し、放牧地のあちこちへ移動して草を食んでいます。

健康チェックについて

朝の飼いつけの際に、検温、ブラッシング、蹄のケア、ボディチェック等を行います。異常が見つかった場合は、その都度治療やケアを行います。毎日検温をし、記録を付けることにより、小さな変化にもいち早く気づくことができるよう注意しています。

治療・蹄のケアについて

軽度の傷病については、※一次治療としてスタッフによる治療を行います。常備薬で対応したり、馬服を着せるなどのケアを行います。

それ以上の傷病の場合は、※二次治療として獣医師による治療を行います。地元の大動物の獣医師や、鹿児島大学馬診療科の獣医師と密に連絡をとり、大きな異変にも素早く対応できるよう準備をしています。

馬主が希望する場合は、定期的に健康診断を受けることもできます。

蹄のケアについても同様で、軽度の護蹄管理は必要に応じてスタッフが行います。蹄の状態により、治療目的で装蹄が必要な場合は、二次治療として、装蹄師による削装蹄を行います。

二次治療が必要な場合は、事前に馬主へ連絡をとります。

※一次治療・二次治療についてはこちら

飼料について

朝夕の飼いつけ時には、複数の飼料を配合し、馬の状態に合わせて量を調節して与えます。

大麦・とうもろこし、ふすま、麦ぬか、麦殻、アルファルファミール、おから、塩、ビタミンミネラル配合飼料、植物性オイル等、複数の飼料を組み合わせることにより、栄養のバランスを整えています。

放牧地に青草が生えている時期には、自由に青草を食み、冬期など青草が生えない時期には、乾燥牧草を与えます。乾燥牧草は、馬の嗜好性が高いものを選んでいます。

老齢の馬においては、歯が抜けたり、摩耗したりと、採食に問題のある馬が大半です。そのような状態になってくると、乾燥牧草などの硬い飼料を食べることができなくなります。採食に問題のある馬でも十分に栄養を摂取できるように、細かく砕いた飼料を中心に配合し、柔らかくふやかして与えています。

馬房での管理について

重度のケガ・病気の馬や、高齢になり視力が低下した、足腰が弱ったなど、個別に管理が必要な馬は、馬房を使用して管理を行います。また、入厩して間もない馬も、しばらくは馬房を使用して管理します。

馬房の清掃は毎日行い、敷材にはワラを使用しています。

馬房を使用している馬たちも、可能であれば放牧する時間を作り、ケアを行いながら自由な時間を過ごせるよう心掛けています。
多くの乗馬・競馬施設では、馬を個別に馬房で管理しているため、ホーストラストへ入厩直後の馬を急に昼夜放牧にすると、ケガや慣れない環境への精神的ストレスへと繋がってしまいます。入厩後2週間~1カ月程度は馬房を使用しながら放牧を行い、少しずつ穏やかに昼夜放牧・共同放牧へ慣らしていきます。完全に放牧生活へ適応できるまでには、馬の個体差はありますが、1カ月~1年程度かかります。

人間が思っているよりも馬はたくましく、慣れるまでの時間の長短はあるものの、ほとんどの馬が放牧での生活に順応していきます。
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特定非営利活動法人ホース・トラスト
〒899-6201
鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-70
TEL.0995-74-1333
FAX.0995-74-1335
【主な事業】
1.引退馬の預託管理・ふれあい
2.引退馬の里親探し
3.子どもたちへの教育プログラム
4.馬の生活環境のあり方など啓発
5.放牧地の保全管理及び環境保全
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